読みやすい本の書き方
自画自賛で恐縮ですが、ウチで編集した本は、「読みやすい!」と、よく言ってもらえます。
編集する上で心掛けていることは、
印刷物は、読んでもらえてナンボですから、読んでもらえるように工夫することなんですが、掘り下げますと、基本はリズムやと思います。
俳句、短歌・和歌、ラップが、すっと入ってくるように、日頃から慣れ親しんだリズムや、決まったリズムがあると、堅かったり難しい文章でも、読みやすくなるもんです。
そんなことを考えながら、ふと、思い出したのが、昔の小説家は、自分専用の原稿用紙を使っていたことです。
1行が○字詰めで、1ページに○行取りと、活字に変えられた後も原稿と同じ運びで文字が並びますから、作者のリズムがそのまま読者に伝わる訳です。
これから本を書こうとか、再編しようと思われている方は、印刷時の字詰めと行取りを意識されたら、一層良い本が書けると思います。
ウチの本の工夫は、それだけやありませんけど…。